はじめての方へ| suzusan

suzusanは、株式会社スズサンのオリジナル衣服ブランドです。

suzusanは、名古屋の有松・鳴海(なるみ)地区に400年以上前から受け継がれてきた有松鳴海絞りという伝統技術をルーツとしています。他産地同様、ここ有松でも分業制が敷かれる中で、4代目にあたる村瀬裕が影師(デザイン、企画から絵刷りまでの工程を担う職人)として前進の鈴三商店を継いでいました。
5代目にあたる村瀬弘行は、アートを学びにイギリスへ渡り、その後ドイツへ拠点を移します。当初家業を継ぐ意思はなく、勉学に励む最中に離れた距離で生まれ育った産地の状況を見返す機会を得て、ひとつの伝統が消滅の危機に直面している現状と、その地域につながる価値を改めて見出し、自身がクリエイティブディレクターとしてドイツ留学中の2008年にルームメイトと学生寮のキッチンでsuzusanを立ち上げました。

400年を超える先人らの叡智を受け継ぎながらも「世界中のライフスタイルに合う手仕事を」というコンセプトのもと、ドイツ在住の村瀬弘行のデザインをもとに、有松に集う若手と熟練職人が日本の産地や世界中から厳選されたカシミヤやアルパカ、シルク、コットンなどの素材に絞りを施します。ストールからはじまったsuzusanはその後、カシミヤニットウェア、カットソー、パンツ、スカート、ジャケットやコート等の衣服と、ブランケット、クッション、テーブルクロスやテーブルライナー、テーブルマット等のホームコレクションへと商品の幅を広げています。

現在ではsuzusanの商品は世界23か国、パリ、ニューヨーク、ベルリン、ミラノなどファッションシーンの最先端を紹介する120店舗以上の厳選された店舗で販売されています(取り扱い店舗一覧はこちら)。ブランド設立当初より、企画はよりグローバルな地域を俯瞰できるドイツで、生産は絞りの産地である有松でおこなうという、Designed in Düsseldorf / Made in Arimatsu という体制をとっています。

suzusan ブランドサイトもあわせてご覧ください。


また、歴史ある街並みが残る有松の東海道沿いの一角に、<suzusan>の多様な商品をご覧いただける国内唯一の直営店 suzusan factory shopを運営しています。本ショップでは、洋服はもちろん、クッションカバーやブランケット、日本国内のみで展開している照明器具、そして他ブランドの商品含めブランドの世界観と共にフルラインナップをご覧いただけます。

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2020年にはドイツのデュッセルドルフでも直営店舗 suzusan flagship storeをオープン。こちらは、オフィス及びアトリエと併設の直営店舗で、企画展や新作オーダー受注会などもおこなっています。ドイツへお越しの際には、是非お立ち寄りください。