<tetof 1608>とは、株式会社スズサンが2021年10月にローンチしたオリジナルブランドです。
目指したのは、日々の暮らしにそっと溶け込む、有松鳴海絞りのスーベニアブランド。日常の中でさっと手に取られるような使い勝手のいい布に、有松の地域に暮らす熟練と若手の職人が一緒になり、絞りを一点一点施しています。
有松に伝わる伝統的な有松鳴海絞りの技法を軸に、有松の歴史の中で生まれた「400年変わらないプロダクト」である手ぬぐいをコアアイテムとして普段使いのベーシックな雑貨を展開します。ローンチに際して以下3つの商材を中心に、有松鳴海絞りに関する道具・教材・書籍なども扱います。
——————-
■手ぬぐい
サイズ:35×100 cm
素材:コットン100%
価格帯:¥2,900 – ¥3,600 +tax
1608年、入村してきた8人の村人は山間で農作物の栽培が難しいことから、旅人への手土産として木綿の布を括り染めて売り出したところ人気を博し、その後尾張のお土産として江戸時代に庶民から歌舞伎役者、大名まで多くの人々に愛されました。
その後400年、手ぬぐいは時代を超えたスーベニアです。
■ハンカチ
サイズ:45×45 cm
素材:コットン85%/リネン15%
価格帯:¥2,500 +tax
清潔な透け感のある素材を使い、日常使いでもきちんと感の必要な場面でも使用できます。
■ノットバッグ
サイズ:48×50 cm
素材:コットン100%
価格帯:¥3,200 – ¥3,800 +tax
手ぬぐいと同じ木綿素材を用い、日常使いに適した万能セカンドバッグです。急な書類や仕事後の買い物はもちろん、旅先での街歩きや立ち寄り湯など、セカンドバッグ・エコバッグ・トートバッグとして活躍します。
このブランドは、弊社の若手職人を中心に近年展開していた<aigaeshi>をリブランドしたもので、有松鳴海絞りのひとつのスタンダードを提案していきたいという思いでまとめています。定番品を軸に、腰を据えて育んでいきたい。そんな風に考えています。
あわせて、このブランドを通じて分業の在り方や協業の形を検討していきたく、店頭に並ぶまでの工程や資材を適宜見直していきます。自社のスタッフから地域の作り手や担い手、伝え手、周囲の方々へと広がっていくブランドに育っていくことを願っています。
ブランド名の由来は、手仕事の「て」と、普遍・普段・触れるや布の「ふ」という思いを込めて「てとふ(tetof)」。東海道の途中にできた有松の開村の年にちなんで <tetof 1608> (テトフイチロクゼロハチ)と名付けました。
現代の生活に溶け込む、ちょうどよい心地よさの手仕事を。
古くて新しい、伝統のスタンダードの形です。
大切な人への贈り物に。思い出と、お土産に。ご自身の暮らしの片隅に。
ブランドサイトはこちら。